Netflixの値上げと行動経済学について
Netflixが値上げしましたね。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1139133.html
私はもともと1500円のプランに入っていましたが、
1800円になってしまったので、一つ下の1200円のプランに変更しました。
今のところ違いはわからないので下げて正解だと思っています。
オリジナル作品を作りすぎてお金足りてないんですかね、、、
私のような人が現れて結果的に収益落ちたら面白いですね。
さて、近頃『予想通りに不合理』という本を読んでいます。
この本は行動経済学の本でして、人間は時に不合理な選択をすることを
数々の実験結果を元に解説しています。
前半に書かれている実験結果を2つ紹介しましょう。
ネーミングは私がテキトーに決めているのであしからず。
①選択誘導の法則
以下3つの商品があった時、
新聞(電子版のみ) 3000円
新聞(紙版のみ) 6000円
新聞(電子版+紙版) 6000円
実験の結果、3番目の商品を選ぶ割合が高くなります。
なんとなく3番目が一番おトクに感じるのではないでしょうか。
これが以下2つの商品に絞ると結果は一変、
新聞(電子版のみ) 3000円
新聞(電子版+紙版) 6000円
1番目の商品を選ぶ割合が高くなります。
金額は同じなのに!不思議!でもなんとなくわかりますよね。
②タダの法則
500円と1500円、2種類のチョコレートを売っていて
チョコレートは値段相応、そしてどれか一つを購入できるとして、
同じ金額だけ割引した場合にどちらのチョコレートが売れるか考えてみましょう。
それぞれ200円割引した場合
チョコレートA 300円
チョコレートB 1300円
さてどちらを買うでしょう。どちらとも言えないと思います。
それでは500円割引した場合どうなるでしょうか。
チョコレートA 0円
チョコレートB 1000円
実験ではチョコレートAを選ぶ割合がとても高くなりました。
皆さんもチョコレートAを選ぶのではないでしょうか。
同じ値引きでもなぜこんなに印象が違うんでしょう!不思議!
というように、人は無意識で選択しているようで
実は何かしら裏で考えられて誘導されている可能性があります。
何かしら購入者に選択の機会が与えられているとき、
一度立ち止まってその意味を考えてみてはいかがでしょうか。
私が1200円のプランに変更したことが仕組まれたことならば
それもまた面白い話ですね。